家づくりの始め方

住宅ローンはいくら借りられる?より、いくら返せる?島根で家づくりを考える前に

家づくりを考え始めると、住宅ローンについて調べる機会が増えてきます。

「自分たちは、いくらまで借りられるんだろう」
「この年収なら、どのくらいの家が建てられるんだろう」

そんな疑問を持つのは自然なことです。

ただ、住宅ローンを考えるときに、一度立ち止まって考えておきたいことがあります。

それは、

「借りられる金額」と「無理なく返していける金額」は、同じとは限らない

ということです。

家づくりは住宅ローンを組んだところで終わりではありません。

家が完成したその日から、そこでの暮らしが始まります。

だからこそ住宅ローンも、「いくら借りられるか」だけでなく、家を建てたあと、どんな毎日を送りたいのかから考えてみましょう。

「借りられる金額」は金融機関が判断する金額

住宅ローンを申し込むと、金融機関は収入や勤務状況、他の借入など、さまざまな情報をもとに審査を行います。

その結果として、借りられる金額の目安が見えてきます。

ただし、それはあくまで金融機関の審査基準によって判断される金額です。

実際の暮らしでは、住宅ローン以外にもたくさんのお金が必要になります。

食費。
光熱費。
車の維持費。
教育費。
趣味や旅行。
将来への貯蓄。

島根では、暮らす地域によっては家族それぞれに車が必要になることもあるでしょう。

住宅ローンだけを見れば返せそうでも、暮らし全体で考えると負担感は変わってきます。

だからこそ、借りられる金額をそのまま家づくりの予算にしないという視点も持っておきたいところです。

家づくり全体の予算については、家づくりの予算、最初にどう考える?でも整理しています。

「毎月いくらなら安心して暮らせる?」から考えてみる

住宅ローンを考えるとき、総額だけを見ると数字が大きすぎて実感しにくいことがあります。

そんなときは、

「毎月の住まいに、どのくらいなら無理なく使えそうか」

というところから考えてみるのもひとつです。

現在家賃を払っているなら、その金額もひとつの参考になります。

ただし、

「今の家賃が8万円だから、住宅ローンも毎月8万円なら大丈夫」

と単純に考えるだけでは十分ではありません。

家を持つと、住宅ローン以外にも維持や修繕などに備えておきたいお金があります。

大切なのは、ひとつの金額だけを見るのではなく、住まいに関わる支出を暮らし全体の中で考えることです。

家を建てたあとの生活も想像してみる

家づくりをしていると、どうしても「家を完成させること」に意識が向きます。

でも、本当に大切なのはその後です。

新しい家で、

家族で出かけたい。
子どもの習い事を続けたい。
趣味も楽しみたい。
たまには旅行にも行きたい。
将来のためのお金も残しておきたい。

そんな暮らしも、家づくりの一部です。

住宅ローンの返済によって、これまで大切にしていたことをすべて我慢するようになってしまうと、「いい家を建てたこと」が必ずしも「いい暮らし」につながるとは限りません。

住宅ローンを考えることは、家の値段を考えることだけではなく、これからの暮らしを考えることでもあります。

将来増えるお金も少し考えておく

今の家計だけでなく、これから変わる可能性がある支出もあります。

たとえば、

子どもの成長

進学や習い事など、成長とともに支出が変わることがあります。

車

購入や買い替え、保険、車検など、定期的にまとまった支出が発生することがあります。

家の維持

家も年月とともにメンテナンスが必要になります。

働き方

転職や働き方の変化、家族構成の変化などによって収入や支出が変わる可能性もあります。

もちろん、何十年先まですべて正確に予測することはできません。

だからこそ最初からギリギリまで使うのではなく、変化に対応できる余白を残しておくという考え方が大切になります。

「返せる額」は家庭ごとに違う

同じ収入の家庭でも、暮らし方は同じではありません。

車を何台持つのか。
子どもは何人いるのか。
趣味にどのくらい使いたいのか。
旅行を大切にしたいのか。
家そのものにできるだけお金をかけたいのか。

何を大切にするかによって、住まいに使える金額も変わります。

そのため、

「年収がこのくらいなら、この金額まで借りても大丈夫」

と一律に考えることはできません。

家づくりで大切なのは、誰かの基準ではなく、自分たちの暮らしに合った金額を探していくことです。

住宅会社へ相談するときも「暮らし」を伝えてみる

まだ住宅ローンや予算が決まっていなくても、住宅会社へ相談することはできます。

そのとき、

「○○万円の家を建てたい」

という金額だけを伝えるのではなく、

「家を建てたあとも、こんな暮らしを続けたい」

という話もしてみてください。

住宅会社によっては、家や土地だけではなく、家づくり全体の費用を整理する手助けをしてくれる場合があります。

もちろん、具体的な住宅ローンの商品選びや借入判断については、金融機関や必要に応じて専門家へ確認することが大切です。

まだ何も決まっていない段階で住宅会社へ行っていいのか迷う方は、何も決まっていなくても住宅会社に相談していい?も参考にしてみてください。

住宅ローンは「家のためのお金」ではなく「これからの暮らしのお金」

住宅ローンを考えると、

「いくらまで借りられる?」

という数字が気になります。

でも、家づくりを始めるときに本当に考えたいのは、

「この返済を続けながら、自分たちらしい暮らしを続けられるか」

ということです。

借りられる金額を知ることも大切です。

でも、それをそのまま予算にするのではなく、

毎月どのくらいなら安心できるのか。
これからどんな支出がありそうなのか。
家を建てたあと、何を大切にしたいのか。

そんなことを家族で少し話してみてください。

住宅ローンは、家を買うためだけのお金ではありません。

これから何十年と続いていく暮らしの中のお金です。

まだ家づくり全体をどう進めればいいかわからない方は、家づくりは何から始める?から整理してみるのもおすすめです。

YOUR NEXT STEP

まだ何も決まっていなくても、
大丈夫。

気になるところから、少しずつ家づくりを知っていきましょう。

わたしの家づくり計画